カラーストーンジュエリーは、美しい輝きで多くの女性を魅了しています。そんなカラーストーンには様々なカットが施されており、見た目はもちろん、輝きもカットによって変わってきます。カット方法は幾つかありますが、多くは面を持つファセットカットと、ドーム型に削られるカボションカット、カメオやインタリオ、ビーズなどに分かれます。
面を持つファセットカットはブリリアントカット、ステップカット、ミックスカットの3つに分類されます。
こちらは、ダイヤモンドでよく使われるカット方法でダイヤモンドカットなどと呼ぶ方もいます。反射・屈折率など宝石の透明度と輝きを最大限に生かすことができるように計算されています。また、宝石の形状に合わせて円型なら婚約指輪で有名な58面体、ラウンド・ブリリアントカットとなり、ハート型ならハート・ブリリアントカットなどとなります。
こちらは、真上から見たときに宝石が四角いシルエットになるようにカットする方法で、ブリリアントカットと同じように代表的なカットの一つです。角を削り取った八角形のエメラルドカット、角が削り取られていないスクウェアステップカット、ブリリアントカットのメインストーンの脇に配置されることが多いバゲットカットに分けられます。
こちらは、ブリリアントカットのきらびやかな視覚効果と、ステップカットのデザイン性を合わせたカット方法です。大きめのカラーストーンはオーバル、アンティーク、マーキース、ペアーシェープなどのミックスカットに研磨されることが多くあります。
ドーム型にカットする研磨方法です。透明な宝石にはあまり用いられず、キャッツアイやスターといった特殊効果があるカラーストーンに用いられます。